オーストラリアパスポート・日本パスポートの申請

オーストラリア・ブリスベンで留学や生活をサポートするWIDAUSです。

ご存知の方は多いかと思いますが、オーストラリア永住権を保持する日本人両親を持ち、
オーストラリア国内で誕生した子供にはオーストラリアの国籍・市民権が自動付与されます。

こちらの法律(Australian Citizenship Act 2007)を見てみると、
自動付与に関する条件が細かく定義されておりますが、
両親のうちのどちらか(母親又は父親)がオーストラリア市民または永住権保持者であり、かつ
その子どもがオーストラリア国内で誕生した場合は自動で国籍の取得ができるようです。

こうした子供たちが享受する利点の一つとして、多重国籍の取得があるのではないでしょうか。

もちろん人により多重国籍をプラスと取る方と取らない方がいるかと思いますが、
教育面をはじめとする理由から、私はプラスと捉えています。

とはいえ、オーストラリアが多重国籍を認めていても、現在の日本の法律には多重国籍における制限が存在し、
22歳になると個人は日本国籍+他国国籍を同時に保持することができないようになっています。

つまり出生時や若年代に複数の国籍を取得していたとしても、22歳に到達する前に日本国籍または他国国籍のどちらかを破棄する必要が出てきてしまいます。
歴史的、政治的、経済的な背景によってこうした法律となっているとは思いますが、将来的に日本国も多重国籍を認めるようになればと淡い期待を抱いています。

さてさてプロローグが長くなりましたが、私も去年、子供がオーストラリア国内で誕生しました。
この子も法律に則り日本国籍と同時にオーストラリア国籍を保持する多重国籍保持者となります。
将来的に日本・オーストラリアのどちらの国籍を選択するのかは子供が成長する過程で構築したアイデンティティをベースに決めていけばいいことで、
それまでは親として、子供たちに選択肢をなるべく多く与えられるようにしていきたいと思っています。

そんなことで今回、オーストラリアで誕生した子供のパスポートを取得することになりました。
と言うのも、もう少しすると家族で日本に行く予定を組むことができましたので、今回のタイミングでパスポートが必要となったためです。
両国の国籍を持つ私の子供は、オーストラリアと日本のパスポートを取ることになりますが、いくつかステップがあり、流れ的には

1.オーストラリアの市民権証明書の取得
2.オーストラリアのパスポート申請
3.日本のパスポート申請

という流れになります。

過去(少なくとも数年前まで)は上記1については取得不要だったようですが、法の改正と共に申請者(子供)の市民権証明書が必須となっているようです。
子供が出生した時点で同時に市民権の証明書も発行すれば良いのに、と思いましたが、アメリカのように完全な出生地主義ではないオーストラリアでは、
一時帯滞在ビザの親の下で国内出生した赤ちゃんなどは市民権取得には適合しないので自動的に発給しないのでしょうかね。

ということで先日、「1.オーストラリアの市民権証明書の取得」の申請を行いました。
そのことについて備忘的な意味も含めて書いておきたいと思います。
個人の経験を基に記載しておりますので、ご参考程度で読んでいただければと思います。

オーストラリアの市民権証明書の取得は、永住権や市民権の申請と同様にImmiAccountから行いました。
子供のImmiAccountを新しく作るのか、親のものを利用して子供のために申請するのか早速悩むことになりますが、
ImmiAccountの説明にはこのように記載がありました↓
Anyone can create an ImmiAccount to submit and manage visa and citizenship applications online. This includes any of the following:
・・・
・・・
・a family member acting on behalf of the applicant
・・・
・・・
【簡単な訳】
どなたでもImmiAccountを作成してオンライン上からビザや市民権の申請や管理をすることができます。例えば以下のような方が作成可能です:
・・・
・・・
・申請者に代わって申請作業を行う家族の方
・・・
・・・
↑と、いうことで、既に保持している親のアカウントを使用して子供の申請を行うことにしました。

主の申請についてはこのImmiAccountから行いますが、申請の補助書類として今回は以下のような書類を準備しました。
<申請者>
— Form1195 (Identity declaration)
— パスポートサイズの写真
— 住所の証明(ある機関から郵送された手紙)
— 出生証明書
<親>
— 永住権取得を証明する書類(VEVOからダウンロードした永住権のステータスページ & ビザ認可レター)
— パスポート
— 運転免許証
— 住所の証明(公共料金の請求書)

このうち、Form1195とパスポートサイズの写真の背面には第三者からのサインが必要でした。
第三者とはいっても誰でもいいわけではなく、
– オーストラリア市民であり、
– 特定の職についていて、
– 申請者を1年以上知っている
– 申請者と血縁関係がない
ことが条件でした。
ただし、申請者が6歳未満の場合については1年縛りがなく、「12ヵ月未満知っている」ことが条件のようです。
私の子供はまだ出生してから1年たっていないためこの記載内容に当てはまり、近くのJPサービスで署名をもらうことができました。

必要書類がそろい、オンラインからの申請が完了すると申請料の支払いとなります。
申請料は2017年1月の現在時点で190ドル+手数料でした。

さて、パスポート取得へ向けた初めのステップはうまくいくのでしょうか。

続く。