2020年4月4日に政府によって発表された学生ビザ・ワーキングホリデービザ保有者への政府による救済対策について、現在分かっている情報を以下に纏めます。

学生ビザ

滞在が12ヶ月を超えた場合で経済的な影響を受けた場合にはスーパーアニュエーションの引き出しを申請することができます。

早期引き出しを申請できるのは2020年4月20日からとなっており、今年度中(30 June 2020)までで最大 $10,000 と、来年度は2020年9月24日までで最大 $10,000 の引き出しが可能になります。

申請はご自身の MyGov アカウントから各自で申請します。スーパーのファンド運用会社からではないので注意しましょう。
申請前に MyGov から仮登録(意思表示)をしておけば後日 ATO(税務局)から通知が届くことになっています。

申請日までに、ご自身のスーパーファンドにどれだけの金額が積み立てられているのか確認しておくと良いと思います。

卒業生ビザ

学生ビザと同様、条件を満たすことでスーパーファンドからの早期引き出しが可能となります。

ワーキングホリデービザ

今後も引き続き需要が見込まれる以下のお仕事をする場合には通常の「同一雇用主での就労6ヶ月まで」の条件が免除されます。
– Aged Care : 高齢者介護
– Disability Care:障害者福祉
– Agriculture and food processing:農業と食品加工
– Childcare:保育

一方、スーパーマーケットでの労働については、5月1日を境に労働時間緩和の政策がいったん終了し、通常の 40時間/2週間 規定に戻ります。

発表によると、上記のお仕事をすることでビザの1年間の延長が許可されるようになります。
延長申請の条件詳細についてはまだ法務省による発表が無いため不明ですが、時期に発表されることになります。

情報元

法務省 (Department of Home Affairs)
https://minister.homeaffairs.gov.au/davidcoleman/Pages/press-conference-melbourne-cpo.aspx
https://minister.homeaffairs.gov.au/davidcoleman/Pages/Coronavirus-and-Temporary-Visa-holders.aspx

税務局 (Australian Taxation Office)
https://www.ato.gov.au/Individuals/Super/Withdrawing-and-using-your-super/Early-access-to-your-super/

 

今後も政府の対応は状況に応じて変更されることになりますので、引き続きこのウェブサイト上にてシェアをしていきたいと思います。

 

WIDAUSスタッフ