前回の投稿で、晴れて永住権が下りたことを書きました。
永住権の取得は2013年2月でしたが、そのあと実際にオーストラリアへの移住を実行するにはもう少し時間を要しました。
完全にオーストラリアへ渡ったのは2015年1月でした。
永住権取得から移住までの期間、それまで以上に仕事に打ち込みました。
移住をする上で貯蓄が必要だったことも理由の一つでしたが、そんな個人的な理由より、今までお世話になった会社への恩返しの気持ちや会社への誠意を見せる目的が大きかったように思います。
丁度このタイミングで、大きな仕事を担当することになったこともあり、非常に大きなモチベーションをもって毎日の仕事に打ち込みました。
そしてこの仕事が一段落ついたタイミングで気持ちも晴れやかに退職の旨を上司に伝えました。
雇ってもらっている感謝をしっかりと成果で示したことで、精神的にいい状態で移住をすることができたように思います。
もう一つ、移住をするにあたって大きな支えになったのは家族の理解でした。
私にとっては家族は大きな存在で、家族みんなが移住に対して理解を示してくれたのが非常に大きな支えになっていました。
移住の意思を伝えてから出発までは本当に多くの時間を家族と過ごしていたように思います。
もちろん、移住をした後でも家族や友人に会いに日本に戻ることはあるので、行ったが最後もう会うことはない、ということではないのですが、やはり人生の中での大きなステップではあるので、出発までの期間をどのように過ごすかというのは私にとっては非常に重要でした。
こうして永住権取得から移住まで約2年間を費やしましたが、私にとっては無くてはならない期間だったように思います。
さて、長々とvol.10まで続けてきた永住権取得の道シリーズは今回で終了となります。
更新が滞ることが多々あったため書き始めてからかなりの時間が経ってしまいましたので、移民法も当時から少し代わってしまっているところもあるかと思います。
今回のシリーズが、これから独立技術ビザでオーストラリア永住権の取得を目指す方の参考に少しでもなればと思っています。
また、オーストラリアへの移住や留学を考えいるものの疑問点や不安な点がある方はお気軽にお問い合わせフォームまたはSNS等からご連絡いただければと思います。
tk
当シリーズの前回までの入稿は、こちらで↓