オーストラリアに一時的かつ長期に滞在するビザの中で少し毛色の異なる、
「サブクラス476 – 技術認定卒業生ビザ」
と呼ばれるビザがあります。
このビザは、オーストラリア移民局によって認定された日本を含む世界中の大学で、
エンジニアリングの学部を最近卒業した卒業生が
最大1年半(18ヵ月)、
オーストラリアに一時滞在できるビザとなっており、
この期間中は就学や就労の権利も得られます。
中途採用による入社の流れが増えてきたとはいえ、まだまだ現在の日本では
卒業前に就職活動を行い、卒業と同時に社会人として歩き始める
と言った流れが大半ですが、
例えばアメリカなどでは、大学を卒業した後の一年間は就職をせずに
ヨーロッパやその他の国に長期に渡って滞在するような人たちも多数いました。
実際に私の友人も、半年から一年をかけてバックパックを抱えてヨーロッパの各国を回った後に就職をした人もいました。
社会人になってからだとまとまった休みが取れないので、
学生と社会人との間に人生の貴重な経験を一つ経ることにより、
異文化への理解や適用力を培って改めて社会に出ていきたい、
と考える方には非常に有効なビザではないでしょうか。
tky