技術系ビザにはいくつかの種類があります。しかしすべてに共通するのが、技術系ビザでの移住を目指す移民希望者が Expression Of Interest (EOI) と呼ばれる移住意思表示を移民局へ提出し、全ての移民候補者の学歴と職歴、更には年齢や英語など様々な側面をポイントに換算した上で獲得したポイントの高い移民希望者からビザを取得できるような競争システムになっているという事です。年々厳しくなっているこのポイントテストですが、2018年7月には足切りのポイントが引き上げられ、現在は最低65点を保持していることが最低条件となっています。

 

Subclass 189 ? Skilled Independent Visa

sc189 は独立技術永住権と呼ばれ、第三者からのスポンサーやノミネーションを必要としないビザとなっています。以下のような他の技術系ビザと異なり、スポンサーやノミネーションによる配点が無いため、これまでの学歴や経歴、英語やその他の側面で高いレベルが求められます。その反面、永住権を取得すると居住先地域の制限が無いことから、かなり自由度が高いのが特徴です。

 

Subclass 190 ? Skilled Nominated Visa

sc190は州ノミネーション技術永住権と呼ばれ、オーストラリアの各州政府が必要としている技術を持つ永住希望者に対してノミネーションを提示することで取得できる永住権になります。州からのノミネーションを受けることでポイントテスト上で5ポイントが加算されますので、sc189でのビザ申請ではぎりぎり点数が不足している場合などには有効な方法になります。但し永住権取得後には数年間、ノミネートを受けた州に居住する必要があるため、居住先の選定が非常に大事になってきます。

 

Subclass 489 ? Skilled Regional (Provisional) Visa

sc489は地域ノミネーションによるビザで、4年間有効の一時滞在ビザになります。sc190と異なる点として、各州の中でも都市部への居住には制限がかかるビザとなります。取得後は特定の地域に一定期間居住する必要がありますが、数年後にはsc887永住権の申請につながるビザとなっています。sc489の地域ノミネーションを獲得するとポイントテスト上で 10 ポイントが加算されるので、sc190と比較してもポイント上の優位性は非常に高くなっています。

 

Subclass 887 ? Skilled Regional Visa

sc489を保持して特定の地域に一定期間居住し、就労することで申請が許可される永住権が sc 887 です。この永住権を取得すると、sc489で制限がかかっていた特定の地域での居住条件が除外され、オーストラリア国内どこでも居住することが可能となります。

 

Expression of Interest (EOI) 及びポイントテストに関する詳細はそれぞれのリンク先をご覧ください。

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