ケースオフィサーのアサイン後、依頼を受けた最終の書類を提出するともうあとは申請者側から行うべきことは残っておらず、ビザが下りるのを待ちます。
今まで見てきているように、ビザの認可には非常に時間がかかります。
書類をそろえる労力や申請料金を支払う財力よりも、実はこの忍耐力がビザ取得には最も重要なのかもしれません。
ケースオフィサーも人の子です。毎日毎日膨大な書類と向き合っていると時には仕事のスピードが遅くなったりすることもあるのでしょう。永住権や他の一時滞在ビザを含め、個人個人の申請でビザ取得に要する時間が少なからず異なる理由となっているのかもしれません。
さて、最終の書類を提出してからまたケースオフィサーからの連絡はありません。すでに書類は揃っているはずなので数時間あればビザ認可の判(あるかどうかわかりませんが)を押してくれれば良いものですが、とうとう待ち時間は2か月となりました。
が、2013年2月にとうとう受信ボックスに「IMMI Grant Notification」の文字が!
今まで時間を割いて書類をそろえ、高い申請料金を払ってきた努力が報われた瞬間でした!
しかししかし、メールの内容はいたってシンプルです。自動送信メールとなっており、申請者の名前と添付のpdfファイル以外は全て同じ内容と思われます。
添付のpdfには、承認されたビザの種類や技術分野などが記載されると同時に、First Entry Dateが記載されていました。
ビザを取得してからオーストラリアへの入国まで、およそ半年の猶予があります。この半年の間に入国をして初めて永住権が有効とされることになります。逆に、指定された期日までに入国できない場合は永住権が無効となり、すべての努力が無駄になってしまいます。
といっても、期日までに永住を目的として入国する必要はなく、入国審査を受ければ問題ありませんので、極端な話、日帰りでも問題ないようですね。
とにかくこれで晴れて永住権を取得しました!
さて、次回はおそらく最終のエントリーになりそうです。移住日と移住先の選択について書いていこうと思います。
続く。
tk
当シリーズの前回までの入稿は、こちらで↓